その電話は後輩のMからだった、
しまった、
発走まであと30分しかない、
俺は取り急ぎ車に飛び乗りウインズへと向った。
何とか締め切り前にウインズへ着き、Mと合流した。
「**さん、どの馬にサインがありますか?」
Mが少し早口で聞いてきた。
俺は言った。
「1−6だろ、枠で」
その時締め切り3分前、Mは足早に馬券を買いに行った。
しかし、俺は昨日あれほど買い足すと言っていた馬券を、
買い足す事は無かった、
寝坊した事でATMに行く時間が無かったのだ、
しかも、まだ頭はボーッとしていた。
そんな中、レースが始まった。
直線大外から2騎が飛んできた。
隣でMが叫んでいる、
「来たぁー!!!差せ、そのまま、、」
うぁぁー ウインズは悲鳴に近い声がこだました。
それは、圧倒的1番人気東海テイオーが馬群に沈んだからだ。
Mは俺に、「やりました!1−6、5000円持ってます」
「**さんはガッツり、ですか!」
と、興奮気味に話しかけてきた。
俺は、なんて言おうか考えていた、
金が無くて馬券を買えなかったと正直に話そうか?
それとも、嘘をつこうか、、、
そして、俺は・・・
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