私の愛する全ての犬猫の為のブログです。703号室のべべ・ナナ・リリ・ほほ・あまたのこと。亡きかつのこと。今まで苦労してきた沢山の輝く卒業犬猫たちについてありのまま綴っています。
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2008/4/23
「ずぶ濡れの犬」
〜リュウ〜
生後1ヶ月半頃、1度目のワクチンへ連れて行った時、突然注射針を刺されたリュウは、ぎゃんと泣きました。
その1ヵ月後、2度目のワクチンの時は、何故かずっと笑っていました。
私は今でも、あの時の光景が瞼の裏に焼き付いて離れません。強くて、可愛くて、あどけない。
リュウはまるで、天使でした。
リュウは、土手のホームレスが飼っている犬。
正真正銘、ナナの兄弟です。
いつかリュウのことを書きたいと思っていましたが(過去に軽く紹介した事はあります)こういう形で書く事になるとは思いもしませんでした。
リュウは子犬の頃捨てられ、その後ホームレスによって飼われることになりました。私はまだ子犬だったリュウと出会い、保護しようと奔走しましたが叶わず、食事や医療などのケアを通じて、6年間彼を見守り続けて来た、いわば「足長おばさん」です。リュウは私にとって、この広い世界の中で、最も大切な存在のうちの一人。誰の前に出しても恥ずかしくない、立派な犬です。
思い入れがあるから立派だと称えている訳ではありません。
リュウは立派な犬です。
それをこれからお話します。
育つ環境を選べなかったリュウは、飼い主になったホームレスによって、それなりに可愛がられていました。よくお散歩へも出掛け、テント小屋の中に入って寝食を共にし、草の香り、そよ風を感じながら、それなりに暮らしました。狂犬病注射・ワクチン・フィラリア投薬なども全て私が行い、1歳半の頃、去勢も済ませました。食事に困る事もありませんでした。無くなる頃を見計らって、必ず土手へ運ぶようにしていたからです。
でも、人知れず、大きな苦労も背負っていました。土手の犬の中で、リュウは特にその標的にされ、体に醜いあざを作っては、痛みに喘ぎました。
「死んじゃえ。死ね。」
「待って、今度は俺にやらせて。」
拾い集められた石たちが、容赦なくリュウの体に直撃します。
投げるのは、反抗期を迎えた高校生・中学生だけではない。
時には、土手で遊ぶ小学生位の子まで、リュウに石をぶつけて遊びました。
私は長い土手通いで、偶然その現場を数回目撃しました。
そして湧き上がる怒りに身を任せて、大声を張り上げ、子供たちを虚しく叱りました。
石を投げられ、右目が腫れ上がったリュウが、私を見つけて尻尾を振る。
「ぼくに会いに来たの?ぼく、やられちゃったよ。」懐っこい笑顔を浮かべて。
悔し涙を流しながら、リュウを抱き、病院へと運ぶ。
一緒に暮らすホームレスがテント小屋に居る時は、リュウは怪我せずに済みますが、ホームレスが飲み歩いて留守にすると、庇ってくれる人がいなくてリュウはやられ放題。
優しいリュウは、向かっていくことも、逃げることもしない。
リュウの受難は、それだけに留まりませんでした。
リュウが2歳のある日、会社から帰ると、バスの中から、土手の橋の下が燃えているのを見つけました。リュウの小屋がある場所。消防車やパトカーが数台到着し、鎮火も間近に思えましたが、胸騒ぎを覚え、降りて急いで向かいました。
やっぱり。
燃えていたのは、リュウの小屋。飼い主のホームレスが、警察に何か事情を聞かれ、しきりに首を振っていました。「どうした?」と近寄ると、「小屋、燃やされちゃったよ。」と返って来て、「リュウは?」と聞くと、「分からない、怖くて小屋の中見れない。」と。
おそるおそる、煤で黒焦げになったテント小屋の扉を開けました。
とても怖かったです。リュウがまる焦げになった姿を見てしまう気がして・・・。
「居ない。……居ないね、ほら、居ないよね?」と私。
「あれ?リュウ?リュウー!居ないのか?小屋に居ないのか?」とホームレス。
繋がっているはずのリュウがテント小屋に居ない。どういう訳だろう。考え込んでいるうちに、警察や消防が少しずつ姿を消しはじめました。
リュウ、どこ?
気がつくと、あたりはすっかり闇に変わっていました。
もう一度テント小屋を覗こう。
一歩前へ出た次の瞬間、黒い物体が視界をかすめたので、ハッと振り返りました。
ん?リュウ?
遠くから私たちを目掛けて走ってくる。
どんどん近づいてくる。
それは間違いなく、リュウでした。
お尻の方の毛が一部黒焦げになって、繋がっていたはずの紐は噛み砕かれ、雨でもないのにビショビショに濡れていました。その状況を見て、私は鳥肌が全身を駆け巡った。
リュウは燃え盛る小屋から逃げようと、必死で紐を噛み千切り、その後体についてしまった炎を消す為に川へ飛び込んだと知ったからです。体には、川へ飛び込んだ時についたであろう、ゴミや水草がぎっしり。そして、川の独特の臭いが染み付いていました。
その姿に、私は、何と言うか、神を見た気がしてしばらく動けませんでした。
この子のこの目の輝きは、そして生へ執着するこの勇敢な姿は、いったい何処で培ったものだろう。そんな風にリュウを誇りに思いました。
リュウは、私が今まで出会ってきた中で、おそらく一番の勇者です。
そのリュウに、今日会いに行きました。
3日間、飲まず食わずの状態で、木に繋がれたリュウは、精一杯尻尾を振って、私を歓迎してくれました。保護活動仲間のKさんにも、愛想よく挨拶してくれました。今日一日世話をしてくれる人間にリュウを頼み、
「ごめんね、リュウ。間に合って良かったよ。明日、迎えに来るからね。」
そう言って土手を後にしました。
明日、私はリュウを土手から出します。
そして頑張ってきたリュウに、未来をプレゼントしなくては。
明日以降、詳細等を書いて、里親募集する暁には、皆さまにはリンクなどを厚かましくお願いする事になると思いますが、どうかよろしくお願いします。
「コメント返し遅くなってごめんなさいね。今日は色々あって、なかなか思うように時間が取れないからちょっと遅くなるかもしれないって。リュウはナナちゃんのお兄ちゃん。絶対に幸せにしなくてはと、ハハが又張り切っています。写真は昔の物であまりハンサムに撮れていないけど、実物はとってもハンサムなリュウ君。明日頑張ってボロカメラで写真を撮ってくるって。ランキングに参加しているのでぽちっとクリックして応援してね。かつくんより、ペコリ。」

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投稿者:ハハ
まささま
では具体的にどのように説得するべきだったのでしょうか?
私は自分のお金と時間と労力をつかって、6年間、ホームレスと犬たちに接して、彼らをそれなりに説得しつづけてきました。
ホームレスは、“意思を持った人間”です。
彼らを説得する方法を明確にお分かりなら、今なお土手にいる犬たちがいるので、その子たちを囲っているホームレスを説得しに着てください。できますか?
できるなら場所をお教えしますから、ぜひ犬たちのことを思うなら一度足を運んでください。
私は自分なりのやり方で頑張ってきたつもりです。男性の彼らと対峙するのは、時には辛いものがありました。
いくらでも手があった?
どのような?
具体的に教えていただければ、バカな私でも分かると思います。
最近、猫を大量虐殺した人のニュースを読んだばかりで、こんな子供たちが世の中にいるんだというのが不思議じゃない感じがしました。仕返しをしない、復讐などを人間ほどたくみに思いつかない動物たちに対して、とことんいじめや虐待を行う人間の醜さには今更驚かせられないですが、、こんな人間が大きくなって、さも善人のような顔で社会で生きていくのだと思うとぞっとします。リュウ君は本当に最後はハッピーな形で未来をプレゼントされて本当によかったですね。でも、疑問なのが、これほどはっきりやられ放題で虐待をうけている彼を、少々強引にでも安全なところに引き取らなかったかです。そのホームレスを説得するとか幾らでも手があったと思うのに。。。
投稿者:ハハ
モモ母さま
子供の頃って、平気で虫を殺していたり、特に何か男子の方がひどかったので(私の小さい時は)なんかこういうことがあっても不思議ではないんですが、こういう子供が将来を担うのはちょっと不安ですよね・・・。
こういう言い方ビックリされるかもしれませんが、私はもう慣れてしまって、あ、子供ってコンなもんかって思っていたんです。でもそれを記事にしたら、おかしいそんな子供おかしいって皆様からコメントやメッセージを頂き、それではっと我に返って、あ、やっぱりこれは凄く皆さまにとって不快で、嫌なことなんだと再認識出来ました。あ、別に私がそういう子供の行動を容認したって訳ではないですよ。はらわたがにえぐりかえっています。でも沢山見てきたので、何か驚かなくなってしまって・・・。それではいけませんね。リュウを幸せにしたいです。
ハハ様、私に「様」はいらないですよ(笑)
お気を使って頂き返って申し訳ないです。
ハハ様のされて来た行動には本当に頭が下がります。
と、同時にあのくそがきどもは絶対に許す事が出来ません、歳など関係なく厳罰に処すべきです。
リュウ君は、絶対しあわせになれますよ。
吉報を待っていますね。
投稿者:ハハ
モモ母様
度々^^;
さまってつけるのを忘れて呼び捨てになってしまいました。
正しくは、モモ母様です、失礼しました。
投稿者:ハハ
モモ母
ありがとうございます。
リュウに里親さんが現れる日を夢見て、お届けできる日を夢見て頑張ります。
6年間リュウを思い続けて来ました。
最近では不謹慎にも、リュウは土手の中でどうやって死んでいくんだろうと想像したりもしていました。だから保護できて嬉しいです。今は華ママちゃんにお世話になっていますが、必ず幸せにして、良いお宅へ旅立たせます^^
投稿者:モモ母
リュウを傷つけたクソガキどもは
全員ロクな人生しか送れないでしょう。
リュウ君?
キミは大丈夫!
やさしいハハさんがずっと見守ってくれた中、よく頑張って生き抜いて来たね。
これからは、もっと素晴らしい犬生が
待っているよ。
必ずや、素晴らしい里親さんに
巡り会える事でしょう。
神様は見ていますよ。
投稿者:ハハ
ハハです
コメントをくださった皆さまへ
リュウのことコメント頂いて本当にありがとうございます^^ 嬉しい限りです。こんな時だからこそ、それぞれの暖かいコメントに一つ一つお返事をしたいのですが、今の私の体調ではそれは叶いません。ごめんなさい・・・。
リンクしてくださってる方、ありがとうございます。それぞれの所に訪問させていただいて拝見しています。皆さまがリュウの幸せ探しをしてくださっているからますます頑張ろうと気持ちだけは焦っていますが、どうにも出来ません^^; 早く復活しますので、これからもどうぞよろしくお願いします^^
投稿者:ららん
哀しいことに、酷い人がいなくなることはないですよね。
それなのに、それなのに、人間を信じてくれるなんて涙がでます。
どうかどうか、幸せになってほしいです。
投稿者:ひみこ
はじめてコメントさせていただきます。
同じ人間で、どうしてこんなに酷いことをできる人間がいるのだろうと、涙が出た反面、同じ人間でハハさんのようにこんな素晴らしいことをされている方もいるのに、とまた涙が出ました。
リュウくん、幸せをつかんでね!
どうか、よい里親様が見つかりますように。