キヤノンの現像ソフトが更新されたので、初めて「EOS Viewer Utility」を使ってみました。ダウンロードは
こちらから。基本的な機能自体は「File Viewer Utility」と同じですが、細かい所で操作やスピード感が違います。
下の画像は、
massiさんがKissDで撮影した星野飛鳥ちゃん。以前から10DのRAWと、KissDのRAW(どちらも630万画素)を現像するのに、どれほど違いがあるのか知りたかったので、massiさんからRAWデータを一枚貸して貰いました。(EF50mm 1.8 f3.2 1/200)
撮影:massiさん
とても可愛く撮れています(ポッ。露出、ホワイトバランスともにオートで撮っているので、これでも充分なぐらい綺麗な写真ですね。
早速、いつもと同じ方法で現像してみます。現像ソフトでは、「露出」と「色温度」の2つを集中的に操作して、ほかは殆どイジリません。現像パラメーター(コントラストやシャープネス、色の濃さなど)は全て「標準」に戻しておきます。この現像ソフト(EOS Viewer〜)は、調整ツールがパレットになっているので、自由な場所に置けるのが便利です。
まずは露出から。思い切って「+1.0」ぐらい露出補正して肌を明るく飛ばします。以前使ってたソフトと違って、操作毎のプレビュー時に一々画像が消える事が無いので、ダイレクトに画質の変化を目で確認できる点も良いです。プレビュー表示されるまでの時間も以前より早いので、ストレスも軽減されました。
+1.0補正
次は、一番肝心の色温度設定。ここで、好みの肌色を決定します。画像の中に「白」や「グレー」の色を見つけたら、満足の行く肌色が出来るまで、色々な箇所を白点指定クリックして、”キメどころ”を探します。この画像では、帽子のグレーの部分や、背景壁紙の白い部分など、あちこちをクリック。あくまで自分自身の好みなので、この時点が一番、作品創りの点で個性が分かれる所だと思います。
帽子や壁紙部分を白点指定クリック
ボクの好みの色は、帽子のフチ辺り、グレーが影になっている部分を白点指定クリックした時に現れました。(↑左から2番目画像)肌のピンクと白っぽさが上手く出ている感じで、あまり黄色が強くならない感じが好きです。髪の毛の茶色さもちょうど良い位。色温度の補正で、満足のいく色が出たら、これをTIFFファイルに変換して保存します。
次に、保存したファイルを、Adobe Photoshopで開きます。今回は8bitで保存したので、一枚の画像が18MB。これぐらいのサイズがあれば、画像を大幅に修正しても画質劣化はほとんどありません。(16bitで保存すれば、更に劣化が少なくなります)
一眼デジカメ撮影の場合、自動的に薄く”ボケ”が掛けられているので、それを除去するために、ツールからフィルター→シャープ→アンシャープマスクを選んで、ピントをクリアにします。ピントの度合いは、”しきい値”で自由に設定できますが、あまりシャープネスを強く掛けると粗い画像になってしまうので、初期設定でまず充分です。(そのままOKをクリック)
最後に、ツールから画質調整→明るさ・コントラスト→レベル補正を選び、矢印(三点)を動かしながら好みの明るさに、コントラストを整えます。「別名で保存」で、JPEGに変換して保存したら、これで出来上がり。(以上は、あくまで簡単な流れとしての一例です)
出来上がり!
※「EOS Viewer Utility」では、一つの画像を現像するのに2分ぐらいで出来ました。以前のソフトでは、一枚5分以上掛かっていたので、かなり時間の短縮になります。
PCモニター上では、初期の画像と比較して、「どこが違うの?」と思うぐらいちょっとしか違いませんが、写真屋さんで銀塩プリントしてもらうと、差が歴然と出ます。お気に入りのモデルさんは、ぜひRAWで撮影して、何度も現像し直しながら創り込んでいくと、楽しいですよ。
(初期) (現像後)
☆結論
10Dでも、KissDでも、自分のやり方では殆ど変わらない。

0