初めて読まれる方は前日編(
1 2 3)、
当日編1をご覧あれ。
前日に用意したチョコレートを全て配り終えたところで、おばさんに大量のチョコレートを渡された我々。
長澤「まあ配ればいいんじゃない?」
時間は既にピークを過ぎており、食堂の入口で立って配っていたのでは、到底終われそうにない。
ということで、中央食堂内部に斬り込みを仕掛けたのだった。
侵入。

侵入直後の撮影にも快く応じる。

とにかく配りまくる。
老若男女問わず、とにかく手当たり次第に食事中のバレンタイン難民に施す。
と、その時、
「あれティッシュ配ってるんやろか」
という店員の声が!
食堂内での
商業活動は禁止されているために、木村カエラ一行に緊張が走る!
しかし、これは営利目的の行為ではない。
あくまでも、チョコレートの無償贈与によって、社会変革を目指す高尚な行為なのである。
口のきけないペンギンに代わり、長澤は迷うことなく、店員にこう告げた。
「今日バレンタインなので、チョコレートを配ってるんです」
すると、店員は観念したらしく、ナチュラルローソンの店員に続き、我々の軍門に降ったのである。
「え?私たちにもくれる?」

何個でもあげます。

次々に、投降する店員たち。
店員たちを手なずけた我々は、意を強くし、贈与を繰り返す。

ペンギンにチョコレート1つ渡されただけで満面の笑みを浮かべる難民たち。

彼にとって、今年もらう唯一の義理チョコなのだろうか。

真ん中で光る小袋がチョコレート。
そして、50個近くあるかのように思われたチョコレートを僅か10分で完配!!
ついに、ついに終わったよ・・・
チョコレートの無償贈与によって、ついに、モテない男性諸氏をチョコへの盲信から救い出すに至った。偶然にも、現在はトリノオリンピックで日本は盛り上がっている。が、しかし、その盛り上がり方のうちで、メダル至上主義的なものが多々見られるのは否定できない。チョコも同じことである。物質的なモノの獲得数に一喜一憂するまでに感受性を卑俗なものへと押し下げる力に、あくまでも抗っていくこと、これが大事なのだ。無償でチョコを受け取り、暗闇から目を覚ましたそのとき、恋愛関係において資本の論理を貫徹しようと試みる資本家へ対抗するための、広範な連帯のネットワークを築き上げることもできるだろう。
そのような意味で、「義理チョコ無償贈与大会」と銘打たれた今回の作戦は、一定の成果を挙げることに成功したと確信する。今後は、この作戦によって目を覚ました人々が、思い思いの方法で救済活動に動き出すことを期待して止まない。
全体力を使いきり、疲弊しきったペンギン。
京大正門横に店を構える
カンフォーラでビールを飲むことにした。
カンフォーラにつくとペンギンは、遠くを見つめながら語り始めた。
「チョコレートをもらえないバレンタインは寂しいかい?
チョコを渡す相手がいないバレンタインは寂しいかい?
ひとりで過ごすバレンタインは寂しいかい?」
「たしかに、ちょっと寂しいかもしれない」
「でも、わかってほしい。
キミたちはもう、ひとりなんかじゃないってことを…」
今までとは違うペンギンの語りに、ペンギンの真摯さに、胸を打たれる我々。
我々はやっと気づいた。
キミこそが本当の、ペンギンの中のペンギンなんだって。
最高のペンギンだったよ・・・。
おしまい。
キャスト
ペンギン
調教師(同情出演)
協力
ナチュラルローソンの皆様
時計台購買の皆様
中央食堂の皆様
チョコレートを受け取ってくださった皆様
撮影
長澤
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オマケ

すげえ暑い。

これは何だろうか。

まるで抜け殻のように眠るペンギン。
お疲れ様でした。
ホワイトデー編もあるのよっ><