日々ジャズと酒に明け暮れるジャズ喫茶のマスターが書き綴る何の役にも立たない話
2012/2/9
この時期のチョコレート云えば、当然ヴァレンタインですね。
今年も面白い瓶入りチョコ2品を店のお客さんのS藤さんから頂きました。
1品目は日本酒に見立てたモノで、その名も『女ころし』。〜女の視線はいつも“辛口”〜と云うコピーがイイですね。
そしてもう1品は『ウコンの力』ならぬ『ウンコの力』。体中の毒素をブリブリ排泄してくれるという優れものです。
こりゃ、確かにパワーを貰えそうですな。
尚、『ウンコの力』の中味は至って普通の麦チョコであります。

0
2012/2/2
イギリス生まれのポピュラー・ソング歌手、アルマ・コーガン。
日本で彼女のアルバムが殆んど発売されないのは、ひょっとして「コーガン」と云う名前に問題が有るのであろうか。
このアルバムは英コロムビアに吹き込まれたもので、ストリングス入りのオーケストラをバックにスタンダードを歌った作品である。
歌い廻し、所謂フレージングがドリス・デイに非常によく似ている。が、声質はどちらかと云えばハスキーでカラっとしており、ドリス程の可憐さとしっとり感にはやや乏しい。
とは云え、彼女の真摯で丁寧な歌唱には好感が持てる。ドリス・デイの好きな人には一聴をオススメする。
尚、本作品と「Alma Cogan / I Love To Sing」と云うアルバムをカップリングしたCD(EMI 7243-5-92654-2-1)(写真下)が一時期輸入盤で出回っていたが、現在は入手が難しいようである。
Alma Cogan / With You In Mind
原盤 : 英 Columbia 33sx-1345
Rissue : 英 EMI 7243-5-92654-2-1
1,With You In Mind
2,I Dream Of You More Than You Dream I Do
3,Let's Fall In Love
4,Fly Me To The Moon (In Other Words)
5,My Heart Stood Still
6,But Beautiful
7,You'll Never Know
8,All I Do Is Dream Of You
9,What Is There To Say
10,Don't Blame Me
11,Falling In Love With Love
12, The More I See You
13,Whe I Fall In Love・・・・Bonus Track(CD Only)
Alma Cogan (vo)
And Orchestra

1
2012/1/15

ウィリー・コローンは1950年ニューヨークのサウス・ブロンクス生まれのプエルト・リコ人。
ニューヨークのサルサのミュージシャンの中では若手という事もあってか、彼の音楽には本格的なキューバン・スタイルの他に、ロックやソウル、そしてブラジル音楽まで色々な要素を見出す事が出来る。
それは、1961年に米国がキューバと国交を断絶した事により、キューバ音楽及びミュージシャンが入って来れなくなったという事が大きく起因していると思われる。
本作品は元々サルサのトロンボーン奏者として名を馳せていたウィリー・コローンが歌手として初めてリリースしたもので、1979年にFaniaレコードから発売されている。
大胆なストリングスの導入、そして女声中心のコーラスとウィリー・コローンの優男風の甘いヴォーカルとの対比。当時のサルサとしてはかなりポップな作品だ。
ブラジル音楽に詳しいウィリー・コロンらしく、5曲目にはピシンギーニャ作の有名なショーロ・ナンバーを収録してはいるが、3曲目に至っては日本の歌謡曲を思わせるものまで入っている。
アルバムとしてのサウンドは、素晴らしく軟弱なのだが、これが何とも心地好いのである。
ジャズ・ファンにはコーラスに、マーリン・ヴァー・プランクの名がクレジットされているのが気になる処かもしれない。
ともあれ、肩肘張らずに気軽にサルサを楽しめる好盤と云える。
尚、このアルバムは日本盤は完全に廃盤であるが、輸入盤で簡単に入手出来る。
Willie Colon / Solo
原盤 : Fania JM-00535
Reissue : ポニー・キャニオン PCCY-00181 (廃盤)
1,Nueva York
2,Sin Poderte Hablar
3,Chinacubana
4,Senora
5,Urubatan
6,Juancito
7,Colonizaciones
8,Mentiras Tuyas
9,Julia
10,Tu Eres Tu
Willie Colon (vo,bass-tp,chorus)
Bobby Porcelli (as,fl)
Mauricio Smith (fl,picolo)
Ronnie Cuber (bs,fl)
Mario Rivera (bs,fl)
Leopoldo Pineda (tb)
Angel “Papo” Vasquez (tb)
Sam Burtis (bass-tb,tuba)
John Fartis (tp)
Tony Cofresi (tp)
Luis Esteban Ortiz (tp)
Hector Zarzuela (tp)
Professor Joe Torres (p)
Salvador Cuevas (b,fender-b)
Jose Mangual Jr. (bongo)
Eddie Montalvo (tumbadora)
Jimmy Delgado (timbal)
Yomo Toro (cuatro)
Irving Strings Ensemble
Adrian Albert (chorus)
Demaris Cortez (chorus)
Jose Mangual (chorus)
Nestor Sanchez (chorus)
Marlene Ver Plank (chorus)
Cynthia Colon (chorus)
Ada Chabrier (chorus)
1979年 発売

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2012/1/14
1993年に当時のビクター・エンタテイメントから発売された「Dancin' To Jazz Collection」シリーズの1枚。
オリジナルはPrestige (PR-7471)で、1966年にリリースされている。
バンド・リーダーであるプーチョはニューヨーク生まれ、バンド名を「ラテン・ソウル・ブラザーズ」と称してはいるが、彼自身ラテン系ではない。
『16歳の時に聴いたティト・プエンテ等のレコードの影響を受けた』とアルバムのライナーでは語っている。
バンドのメンバーも詳しい経歴は全くと云っていい程判らないが、アルバムの収録曲がかなり面白い。
スタンダードの「いそしぎ」にハービー・ハンコック作の「カンタロープ・アイランド」、「ゴールドフィンガー」に、バカラックの「ウォーク・オン・バイ」、そして4,9曲目はビートルズ・ナンバーという節操の無さ。
5曲目の「ベトナム・マンボ」は何処がベトナムか聴いていても皆目判らず、また、ラストのビートルズ・ナンバー「Yesterday」はアドリヴに入ってからはもう完全にサルサ。我々が知る原曲のイメージは、もはやそこには無い。
この手が好きな人向けの珍盤と云えよう。
但し、彼等のバンドとしての実力、力量はかなりのモノ。この事を最後に付け加えておく。
Pucho & The Soul Brothers / Tough !
原盤 : Prestige PR-7471
Reissue : ビクター・エンタテイメント VICJ-23135
1,Cantelope Island
2,Walk On By
3,Just For Kicks
4,And I Love Her
5,Vetnam Mambo
6,The Shadow Of Your Smile
7,Strange Thing Mambo
8,Goldfinger
9,Yesterday
Pucho (timbales)
Claude Bartee (ts)
Vincent McEwan (tp)
Williams Bivens (vib)
John Spruill (p)
Jon Hart (b)
Richard Landrum (conga)
Norberto Apellaniz (bongos)
1966年 2月15日 New York 録音

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2012/1/8
ジャケット写真とタイトルを見て判るように、これはスティール・ギターによるジャズ・アルバム。
主にハワイアンやカントリー・アンド・ウエスタンで専ら使われていたスティール・ギター。ギターの様に単音を速弾きするのは中々出来る事ではない。
どちらかと云えばキレイな持続音を鳴らす事に重点を置いた楽器であろう。そう考えると当然の事ながらジャズで使われる事が殆んど無かったのも頷ける。
アルバムのリーダーは、バディ・エモンズ。ナッシュビルのカントリー・アンド・ウエスタン系のミュージシャンである。
この楽器の性質上バカっ速のアップ・テンポの曲をこなすのはかなり難しいのだが、バディ・エモンズはこの難題を見事にクリアしており、かなりのテクニシャンである事をうかがわせる。
また、ミディアム以下のヴァージョンでは、スティール・ギター独特の音色が楽しめる。
このスティール・ギターと云う楽器でジャズを演る事に果たしてどれ程の意味が在るかはともかく、面白い作品である事は間違いがない。
Buddie Emmons / Steel Guitar Jazz
原盤 : Mercury MG-20843
Reissue : 米 Universal Music 314 542 536-2
1,Bluemmons
2,Any Time
3,Where Or When
4,Indiana
5,Gravy Waltz
6,Oleo
7,The Preacher
8,Cherokee
9,Witchcraft
10,Gonna Build A mountain
11,There Will Never Be Another You
Buddie Emmons (steel g)
Jerome Richardson (ts,ss)
Bobby Scott (p)
Art Davis (b)
Charlie Persip (ds)
1963年 7月22日 New York 録音

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2011/12/23
上田馬之助が亡くなった。
1996年に交通事故に遭い頚椎を損傷、車椅子での生活を送っていたが、リハビリ先の病院で果物を喉に詰まらせ死亡した。
上田馬之助は日本初の本格的ヒール役のプロレスラー。現役時代は、まだらに染めた金髪で『まだら狼』と呼ばれていた。
タイガー・ジェット・シンと極悪タッグを組み、シンが持つサーベルに負けじと、自らは竹刀を持って存在をアピールし、グレート・カブキ戦では緑の毒霧を吐くカブキに対し、自身の髪の色である金色の霧を吐いて対抗。
また、アントニオ猪木に「ノー・ロープ、五寸釘マッチ」を仕掛け、『嫌ならタイガー・ジェット・シンをレフェリーにしろ』と要求するなど、話題創りも巧みで、ある意味プロレス界のエンターテイナーであった。
また1人昭和の個性的なプロレスラーが居なくなった。
上田馬之助 : 本名 上田裕司
2011年12月21日 大分県臼杵市の病院で死去
享年 71歳
合掌

5
2011/12/19
旦那であるスティーヴ・ローレンスとの夫婦デュオで知られるイーディー・ゴーメのファースト・レコーディング・アルバム。
吹き込み当時彼女は23歳、ABCパラマウント・レーベルに1956年に録音されている。
只厳密に云うと、この吹き込み以前にコーラル・レコードから「Climb Up The Wall」(1954年)というレコードをリリースしている。
イーディー・ゴーメは1956年にスティーヴ・アレン・ショウのレギュラーとなり、同時にナイト・クラブ等にも出演して注目される。
声質は明るくツヤがあり、ジャズフィーリングも豊かである。
尊敬する歌手として彼女は、ペギー・リー、ジョー・スタッフォード、そしてドリス・デイの名前を挙げている。
このアルバムを聴くと確かにその辺りの影響をそこはかとなく感じられる部分が無い訳ではない。
とは云え、歌手としてのスタイルはこの時点で既に完成されているのも事実である。
いかにもファースト・アルバムらしい若々しく、そして瑞々しい感性に溢れた歌唱は何とも魅力的である。
イーディーを聴いた事の無い人に是非ともオススメしたい1枚だ。
尚、本作品と「Eydie Gome / Love Is A Season」をカップリングした2in1のCD(写真下:MCA MCLD-19385)が輸入盤で発売されている。
本作品のみのCDも以前輸入盤でTragonから、また「Love Is A Season」もかつて日本盤紙ジャケ仕様のCDで再発売された事がある。
現在はこの2in1のCDの方が入手し易く、且つお買い得だと思う。
Eydie Gorme / Eydie Gorme
原盤 : ABC Paramount ABC-150
Reissue : Tragon TARCD-1011
Reissue : MCA MCLD-19385 (2in1)
1,I'll Take Romance
2,This Is No Laughing Matter
3,Fine And Dandy
4,Day By day
5,The Gentleman Is A Dope
6,Too Close For Comfort
7,Guess Who I Saw Today
8,Be Careful It's My Heart
9,Saturday Night (Is The Loneliest Night Of The Week)
10,First Impression
11,How Long Has This Been Going On
12,Gypsy In My Soul
Eydie Gorme (vo)
and Orchestra
Don Costa (arr,cond)
1,6,9,12....1956年 9月19日 New York 録音
2,4,7,10....1956年 9月17日 〃
3,5,8,11....1956年 9月18日 〃

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2011/12/13

ハーブ・ジェフリーズは1940年代にデューク・エリントン楽団のシンガーとして活躍し、「Flamingo」のヒット曲で知られる黒人男性ヴォーカリストである。
これは1978年にDobreレコードに録音された2枚のアルバムをカップリングしたCDである。
「If I Were King」はナット・キング・コールの持ち歌を集めた作品だが、当時は何故か発売されず、後に他のレーベルからリリースされている。
もう1枚の「I Remember The Bing」はビング・クロスビーに捧げたもので、ビングに因んだ曲が揃っている。
声質はジョニー・ハートマンにかなり似ているハーブ・ジェフリーズだが、ハートマンより若干声は野太く且つ低目に感じる。
「If I Were King」では、ピアノ、ギター、ベースというキング・コール・トリオと同じ編成をバックに、また、「I Remember Bing」でもピアノ・トリオを従えしっとりと且つソフトな歌声を聴かせてくれる。
どちらのアルバムもピアノはルー・レヴィーが担当している。
但しこの2枚のアルバム、ジャケットがお世辞にも良いとは云えない。特に「If I Were King」の方は余りにも酷い。
間違いなくジャケ買いの対象にはなり得ないアルバムである。ジャケットの悪さに反比例して内容が良いという珍しい作品だ。
Herb Jeffries / If I Were King〜I Remember Bing
Audiophile ACD-317 (2in1)
■If I Were King
1,Unforgettable
2,Nature Boy
3,Smile
4,Ramblin' Rose
5,Pritend
6,Sweet Lorraine
7,Answer Me, My Love
8,Mona Lisa
Herb Jeffrise (vo)
Lou Levy (p)
Joe Diorio (g)
Fred Atwood (b)
■I Remember Bing
1,Where The Blue Of The Night
(Meets The Gold Of The Day)
2,Pennies From Heaven
3,Ill Wind (You're Blowin' Me No Good)
4,Street Of Dreams
5,What's New
6,Poinciana (Song Of The Tree)
7,My Melancholy Baby
8,I Surrender, Dear
9,It's Easy To Remember
10,I Apologize
Herb Jeffries (vo)
Lou Levy (p)
Fred Atwood (b)
John Dentz (ds)
1978年 録音

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