え〜 大好評を博してきた

人名さんシリーズも
この第5弾でめでたく幕引きとなります。
さすがはビートルズ

単なる名前を冠しただけのように見えるナンバーにも
さまざまなエピソードが纏わりついていること
ナットクしていただけたでしょうか。
♪「なまえ なまえ な〜まえ
きみの きみの な〜まえ
きいてみてビックリ さあどうぞ」
これ、知ってる人は知ってる「おかあさんといっしょ」の著名ナンバー。
どんな子どもも自分の名前を呼ばれると
ちょっぴり照れくさそうな
でも、嬉しそうな顔をしてた。

それがとても印象に残っている。
いつか
「名付け親は神様です」のところで書いたように
名前というのはあなたへの、人生最初のプレゼント。
どんな人にも名前がある。
ということは
誰にも、親の無限とも思える愛情に包まれて
心尽くしのプレゼントを受け取った瞬間があったのです。
秋葉原通り魔事件の犯人だって
そのことに気づいていたなら……と思うと、やるせない。

名前があるという事実に感謝して生きていくことだって
できたはずなのに。
映像ジャーナリストの長倉洋海さんの話だと
アマゾンの先住民は
赤ん坊に「その子の生きていく道筋=人生」が見えてきた時
初めて名前を付けるのだとか。
人間にとって名前とは、かくも大切なものなのですね。
さてそこで皆さん。
自分の名前、好きですか?
正直言うと私は、あまり好きじゃありませんでした。
特に小さいころなんて「子」の付く名前に憧れていたので……
私が本当に自分の名前を好きだと思えるようになったのは
愛する人が名前を呼んでくれるようになってからです。
そのときから
今まで私にとって無機的な符号にすぎなかった名前が
血の通った生き物のように、温かく愛おしい存在になりました。
。゜☆。:。+゜゜+☆。:゜。
それでは今日のリリックをどうぞ。
ポールの軽やかな声がカジュアルな雰囲気をかもし出す一曲。
「ねえ マーサ
毎日君に話しかけてるんだけどな
僕のこと よろしくね
絶対忘れちゃダメだよ 可愛いマーサ
ちょっと頭を上げてごらん おバカさんだね
君がしたこと 見てごらんよ
このめちゃくちゃ状態に気づいたなら
少しは自分で何とかするんだよ
ホントに困ったお嬢さん」
Martha my dear
Though I spend my days in conversation
Please remember me, Martha my love
Don't forget me, Martha my dear
Hold your head up, you silly girl
Look what you've done
When you find yourself in the thick of it
Help yourself to a bit of what is all around you
Silly girl
("Martha my dear"より)
このナンバーに出てくるマーサですが
実は人名さんじゃなくて、犬の名前。
当時ポールが飼っていた雌のイングリッシュ・シープドッグです。
そう思って読めば、部屋をさんざん散らかされて
「やれやれ……」と言いたそうなポールの顔が浮かんでくるでしょ?
ちなみに、実力派コピーバンドのポール役・永沼ッカートニーが
ビートルズ――とりわけポールに取りつかれたのは
ある雨の夜に聴いた「Martha My Dear」がきっかけだったとか。
彼が娘の名前を「真亜沙(マーサ)」と付けたのは有名な話。
213曲まで、あと28曲……
