「葛飾物語」(半村良著)読みました。
図書館で、借りて。
この作家の本、好きなんです。
とは言え、読み終わってみれば、予想していた作品とは違いましたが…
でも、とっても良かった!
やはり、この作家好きです。
この作家はちょっと変わったSF小説を書くもんだ、と思っていたのですが、これは、なんというか、SFではなく、人間ドラマでした。
葛飾を舞台にした、昭和という時代の、人間ドラマでした。
読んでいて、やはり昭和とは激動の時代だったんだなぁ〜と思いました。
そこに生きる人みんなに、やはりドラマはあるんだろうなぁ、とも。
この作品では、登場人物達の人生の一部一部を、数年間隔で、切り取っています。
大げさにあおりたてることもなく、淡々と書かれているのですが、
時代が昭和から平成へ移り、登場人物達の人生にも、順番に幕がとじていくと、
やはりそれぞれのドラマのクライマックスに涙ぐんでしまいました。
人生はひとつじゃない。多くの人生と人生とが絡まりあっている。
だからこそ、人は生きていけるんだなぁ、としみじみ感じました。

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