2009/6/16

スラムドッグ$ミリオネア  2009年北インド

遅ればせながら、やっと「スラムドッグ$ミリオネア」を観てきました。観終わった後の感想は、重いテーマを掲げていても明るい映画が好きなインド人らしく意外に爽やかという思いと、「これがインドの現実なのか」という思いが交錯したものでした。もっともこの監督はインド人じゃないからこの感想は当たってはいないんですが、ラストが爽やかなのは、やっぱりインドの観客を意識しているからなのか、インド映画っぽくしたかったのか。映画の途中でインドの現実を知り、かなり鬱な気分になってくるけどラストが気持ちいいので救われた気分になります。
インドは世界最大の自由主義国とか言われているけど、この映画を見ているとまだまだ個人の自由が尊重されている国とは言い難いのがわかります。インドの発展を大きく妨げているのが、ヒンズー教のカースト制度。それとは別にヒンズー対イスラムの対立もあるし。主人公はイスラム教徒のようですが、クイズの2問目のエピソードには泣かされます。ヒンズー教の聖人もイスラム教徒にはなんの救いにもならなかった。でも、クイズの答えには貢献してくれたんですね。皮肉なエピソードです。映画の中にはあの有名なタージマハールも出てきます。次回のブログはタージマハールです。
それにしても目を潰された物乞いの少年には泣かされます。今でも実際こんなことがあるんだろうか。タイでも障害者の子供の物乞いをたくさん見たけど、彼らも生まれつきの障害者ではなくこんな目にあわされたのだろうか。言いようのない怒りが湧いてきます。

http://slumdog.gyao.jp/
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