破壊王、橋本真也が亡くなった。
プロレスラーの匂いがする数少ないレスラーだった。
彼の死はあまりにも悲しい。
僕が一番記憶に残っているのは小川三連戦だ。
1999年1月4日、僕は東京ドームにいた。
僕のお目当ては、大仁田対佐々木健介だった。
正直、橋本対小川は全く期待していなかった。
タバコを吸いに席を外したぐらいだ。
席に戻ると橋本が戦意喪失していた。
一緒に行った某友人(レスラー)によると大事件が起こったらしい。
確かに、館内は異様なムードになった。
何が起こったのか知りたくて、家でテレビ中継を見た。
小川が真剣に橋本に攻撃を加えていた。
これはプロレスではなく、掟破りの喧嘩だ。
仕掛けた小川に攻撃を加えられない橋本に苛立ちを感じた。
この日を境に、橋本は強いという幻想は壊れてしまった。
橋本が人間として大きいのはその後だ。
幻想も壊され、人気もがた落ちになった。
それでも、小川を許し、続く二戦をプロレスとして成立させた。
並みの人間ならば、小川のやったことは許さなかっただろう。
橋本真也の人間としての度量の広さを感じた。
悔やまれるのは、前述の友人レスラーが、
Zero−Oneに参戦していたのに見に行かなかったこと。
無理やり時間を作って見に行けばよかった。
Zero−Oneでの橋本をほとんど見ていないのは後悔している。
参考文献:
ブラック・アイ
http://blackeye.cocolog-nifty.com/eye/2005/07/post_dd92.html
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