■ ちょっとずつステップアップ!−shaping
良い行動したときにほめる。簡単なことですが、そうはいっても、じーっと待っていても、目的の行動をしてくれるとは限りません。
体重計に自発的に乗ってくれたら健康管理にどんなに役立つことでしょうか。
でも、ほめようと、じっと待っていても体重計には近寄ろうともしない。クリッカーを持って待ちかまえていても、乗らないんだもの、ほめようがない!
こんなときには、少しずつ目的の行動に近づけていく方法(シェイピング)で教えてみましょう。
こんな風に体重計に乗ることを教えます。
→クリッカーで体重計に乗ることを教えてみましょう。
また、ボールをくわえてゴールにシュート! こんなゲームを覚えてくれたら嬉しいですね。でも、鳥が自発的にボールをくわえてシュートをするのを待っていたらいつまでもクリッカーを鳴らせませんね。そんなときにも、シェイピングでステップアップして目的の行動を作ります。 まず、最終的な目的とする行動を細かいステップに分けます。
ボールをくわえてゴールにシュートだったら
テーブルにに置いたボールの方を見たら「カチッ」
↓
ボールにに顔を近づけたら「カチッ」
↓
ボールををくわえたら「カチッ」
↓
くわえたボールをゴールの近くまで運んだら「カチッ」
↓
ボールをゴールの中に入れたら「カチッ」…
というようにステップアップしていきます。
鳥は、新しい環境におかれたとき、その環境に適応するためにいろいろな行動を学んでいきます。この鳥の行動の変動性を利用して、目的の行動に徐々に近づけていく方法をシェイピングといいます。鳥が行う様々な行動のうち目的に近い行動を選んでほめて、最終的な形に近づけていくのです。
■ じらしと誉めを上手く使う−Shapingのからくり
ある行動をやめさせたいときには、ご褒美を与えるのをやめます。ご褒美が得られなくなることによってその行動の回数は減っていきます。ただ、それまでもらっていたご褒美がもらえなくなった時、一時的に行動が激しくなります。つまり、新しい行動が生じてくるのです。この新しい行動の中で、目的の行動に近いものを選んで「カチッ」とならしてほめるようにしていきます。
ほめるような行動をしてくれない…。こんな時は、少しハードルが高すぎるのかもしれません。何をやってもご褒美がもらえないと鳥も無気力になってしまいます。もっと細かいステップに分けて少しずつ進めていきましょう。
■ こちらの意図をわかってくれない。集中力が切れてしまう。
トレーニングしていると、鳥が思うように動いてくれないことがよくあります。こんなとき「わかってくれない」「集中力がない」と考えたくなりますね。
こんな風に思ったら、もう一度できるところまで戻ってみましょう。
シェイピングが上手くいかないときは、クリッカーを鳴らす間隔が長すぎるため、鳥が何をしていいかわからなくなっているのです。できるところまで戻ったら、もう少し基準をゆるくしてステップアップしていきましょう。ちょっとずつ進んでたくさんほめる、これが上手くいくコツです。

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