暖かくて、日が長くて、卵をたくさんうめるだけの栄養が体に蓄積されていると
さあ、繁殖の季節がやってきた! になってしまうのです。
卵をしばしば生んでしまう、発情に由来する攻撃な行動など問題が生じているのならば、環境を変えることが必要です。
■発情を防ぐために暗い時間を十分に取りましょう。
朝は7時頃に起きて夜は10時過ぎに就寝という鳥たちも多いのでは?
人間に合わせて生活をすると、そうなってしまうのも仕方ないかもしれませんが、発情は明暗周期に影響を受けるといわれています。
頻繁に発情をするようなら、連続した暗期が12時間以上になるようにしましょう。つまり、日照時間(明るい時間)が12時間以下になるようにするのです。
また、発情を止めたいという場合は、もっと長く暗い時間を取ることが必要です。発情抑制効果がでる光周期は8時間以内(海老沢 2004)とされています。
遮光できるカバーなどでケージを覆い、静かな部屋で早めに寝かすなど工夫するようにしましょう。
また、暗くできるインコ専用の部屋があるのなら、タイマーを用いて明暗周期を自動的に設定することもできます。
■季節による温度変化を経験させる
季節による温度変化を経験させることで、長期にわたる発情を押さえることができます。
エアコンがほとんどの家庭で装備されている現在、室温は一年を通じて人間にとって心地の良い温度に保たれてしまいます。
また、病気の鳥を介護した経験のある方は、その鳥が回復した時、また別の鳥を迎えたときに、温度を下げることに恐怖心が生じたりすることもあるようです。
極端な低温や高温条件は別ですが、雛や病気治療中以外の健康な鳥であれば温度に対する適応力があります。
■太りすぎも注意
また、太りすぎなら少しダイエットも必要でしょう。
■発情を防ぐことのメリットは大きい
犬や猫は、健康や行動上の配慮から避妊手術をすることが推奨されています。しかし、ほ乳類と異なる体の構造を持つ鳥は、現在のところ避妊手術をすることができません。
飼育されている鳥は与えられた環境の中で生きていくことを余儀なくされています。私達が発情のしくみを知り、環境に配慮することで鳥は健康に過ごすことができるのです。
引用文献、参考文献
コンパニオンバード No.2 飼い鳥はなぜ発情するのか 44-49ページ
誠文堂新光社 2004年
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4416704631/

この記事がお役に立ちましたら、右のメニューのブログランキングへ投票お願いいたします。