永田孝志の何でも日記
ボイストレーナー永田孝志のつぶやきです。
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2008/10/7
「エッジが立つか否か」
雑談
エッジが立つ声とは、響きに鋭い尖りがある声です。
鍛え上げた声には、それがありますが、鍛えられていない声には それがありません。
声には、柔らかさと強さが必要です。
柔らかさだけでは、人を感動させるには不充分です。
人を元気付ける、勇気を与えるには、強さが必要です。
その声を会得するには、根気が必要ですが、それには、「何が何でも掴んでやる!」と言う覚悟が必要です。
そこが、プロとアマの違いでは無いでしょうか?
投稿者: 永田孝志
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2008/10/6
「響きの幅」
雑談
これは、低音域では横に広く、高音域になるに従って、縦に寄ってくる。
これは声帯の長さの方向に対して90°の捻れの関係にある事は、例の本にも書かれていた。
胸から口にかけての声の抵抗を感じる縦のラインに対して、口腔内に生じる響きの幅を、線に例えると、私はいつも、やじろべいを連想する。高音域に行くに従い、響きの横の棒は下方にしなり、次第に口は縦に開いてくる。結果、響きの横幅は縦に狭くなる。
響きの位置が、胸の中央からの抵抗を感じるラインの真上になるように気をつけた方が良い。
結果的に、首が前に逃げないようになる。
かなり体力を使うので、オペラ歌手は、常に体調を万全にしておかねばならないと、最近 特に感じる。
重労働だ!
投稿者: 永田孝志
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2008/10/5
「発音に関する重要事項」
雑談
はっきりと発音して話す、あるいは歌う事に関して、意外に勘違いしている人が多く、中には組織的にその過ちを犯しているところがあります。
この事に気付いている教師がどれだけいるのか分かりませんが、これから、その重要事項を説明します。
発音とは、人々の心情や出来事を伝える手段としての言葉を発する時に形成される様々な音、の事です。
発音の大まかな要素は、子音、母音です。
大体の場合、「子音と母音をはっきりと発音しましょう!」と指導されています。
「母音は口を大きく開けて!」とも指導されています。
はっきり言いましょう。
この指導から生まれる台詞や歌は、到底一流のものには成り得ません。
実は、後一つ、重要な要素があります。それは「息と流れと発声のタイミング」です。その最も重要な事柄が欠けているからです。
最初の声の立ち上がりの時、スムーズに息が流れ、共鳴する為には、発音を形成する段階で、息が流れている必要があります。ここが非常に重要なんです。
皆さん、日常会話で、「あ〜、そうですか!」と普通に発音してみて下さい。
まず「あ」を発音する時に、口を比較的閉じている状態から発音する筈です。
自然な発音なら、スローモーションで説明すると、この口を閉じている状態から、少しずつ開けて行く過程において、既に息が流れ、声帯は鳴っている筈です。
試しに、その音の最大開口時まで息を止めて、はっきりと発音する形が出来上がってから発声してみて下さい。
硬い声になり易い筈です。
何故なら、口腔内の筋肉が硬く静止している状態なので、呼吸器系の筋肉も硬くなり、スムーズな息が出なくなるのです。
当たり前の事なんですが、あらゆる発声本にも、他の発声に関するサイト、ブログにも、この重要な事を述べている人物はまだ見当たりません。
はっきりと発音する事は良いのですが、この曖昧な状態からの発声の過程を見落とすと、平べったい、お笑いグサの歌や台詞になってしまいます。そのような特別なキャラクターを登場させ、正しい発音を啓蒙するミュージカルでも制作しましょうか!(笑)
この事の認識により、最初の声の立ち上がりで響きが掴めない人が、かなり改善されると思います。
同じメカニズムで、二重母音の練習も良いでしょう。
舌が動きますから、響き易くなります。普通の母音も、細かく分析すると二重母音的になるのです。
例の本には、fで歌う時も音の立ち上がりはpで、瞬時にfにする とありますが、私が述べた事と関連性があると思います。
その本にもありますが、この言葉で締めたいと思います。
「重要な事は細部にある」
投稿者: 永田孝志
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2008/10/4
「声の捉え方」
雑談
どこに声の振動や抵抗を感じるか?
これは複数ある。
唇、口蓋、胸の中央、頭蓋骨、などだ。それぞれ、音程により、そのバランスは異なる。
逆に、一カ所だけに振動や抵抗を感じようとすると、一部の音程では上手く発声出来るが、その他はバランスが悪くなる。
どの音程では、それぞれのパーツに何割位の振動と抵抗を感じると、上手く発声出来るかを、それぞれ、調整して見つけ出すと良いと思う。
ただし、息の微かな摩擦とスピードがある事が条件だ。
投稿者: 永田孝志
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2008/10/4
「煙草の害」
雑談
歌手や声楽家でも、煙草を吸う人が結構多い。
あのパヴァロッティもチェーンスモーカーだったらしい。
「だから私も吸おう!」と考えない方が良い。
煙草の声に対しての影響には個人差があるみたいだ。
しかし、一般的には、煙の刺激で声帯が多少腫れるらしい。若干 吸うと声が太くなるのは、この為だろう。
エットレ・バスティアニーニも煙草を吸っていたらしいが、煙草を吸わなかったら喉頭ガンで亡くならずに済んだのでは?と、悔やまれてならない。
投稿者: 永田孝志
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2008/10/2
「教え過ぎ」
雑談
自分の頭で考える、推測する。
若い世代でこれらの能力が年々低下しているのを感じる。
原因は?
以前 ブログでも述べたが、「失敗させない教育」にあると考える。
それに伴い、「教え過ぎる」事が直接的原因では無いか?
具体的手段に致まで教えては、全てがマニュアル化してしまう。その結果、全く機転が利かない人間になってしまう。実際、私の場合、余りに丁寧過ぎる説明を聞くと、言葉が呪文に聞こえ、思考停止に陥る。
具体的手段を自分で模索する事は、大切なのだ。
学校教育へのクレームには、やっている事に対して、あるいはやらない事に対して、それぞれあるだろう。
全てのクレームを問題視し、父兄の言いなり化している背景が伺える。
私がクレーム付けるなら、「教え過ぎで、自分の頭で物事を考える能力を奪い、どうしてくれるんだ!」
かな?
投稿者: 永田孝志
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2008/10/2
「悲しい曲」
雑談
コテコテの悲しいカンツォーネを歌ってみました。
「失われた愛」です。
最近、この手の曲をあまり聴かないので、歌っていて新鮮でした。
http://www.k2.dion.ne.jp/~voice777/PC/amore_perduto.wma
投稿者: 永田孝志
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2008/9/30
「真似てはいけない発声?」
雑談
エンリーコ・カルーソー、エットレ・バスティアニーニ、マリオ・デル・モナコ
これらの歴史的大歌手の事を、こう言う人が多い。それは、「発声を真似ては駄目だよ。」と言う言葉だ。
この発言をする人の考え方には、発声はすぐに真似出来る、と言うものが伺える。
これらの大歌手の歌声は、訓練に訓練を重ね、難しい技術を会得した者のみがなし得る声だ。
簡単に真似など出来る訳が無いし、真似出来ないから偉大なのだ。
簡単になし得ぬ発声=真似出来ない=真似てはいけない=悪い発声
いつのまにやらこのような結論に至るようだ。
その考え方の奥には、優れた者への妬みの感情が垣間見える。
逆に言うと、優れた大歌手には、いつの世にも、妬みからのバッシングが付き物なのだ。
現在 日本にも、いまだにデル・モナコは喉声だ!と言っている声楽家がいるらしいが、情けない限りだ。
投稿者: 永田孝志
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2008/9/30
「胸の高さ」
雑談
発声時、胸の高さは重要な要素だ。
高すぎると、声が胸で止まり過ぎ、その影響で顎が硬くなる。
一方 胸が落ち込んで、下腹がポッコリ出たフォームだと、声の引っかかりが無くなり、締まりが無い声になる。
胸の中央に声が引っかかり、かつ顎が硬くならない高さを探そう!
投稿者: 永田孝志
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2008/9/29
「どちらがマシか?」
雑談
口を開けすぎて声が開き歪むのと、口を閉じ気味にして、声が詰まるのと、どちらがマシか?
答 喉の健康から言えば後者。
少し口を開けるように修正すれば、たちまち響きのある声になる場合が多い。
一方、前者は、声帯のダメージが大きく、口を閉じ気味に修正しても、すぐには治らない場合が多く、ポリープなどの原因の大半が開き過ぎた発声によるものだ。
極論を言うと、いかに出そうとする力に、出させない力をシンクロさせるか!と言う事だ。
以前、師は、「永田君!声を出すと言う事は、いかに出さないか、と言う事やで!」と、ド極論を私に言い放ったが、この時は、何の事だかサッパリ理解出来なかった。
うーん、確かにその説明だけでは、今でもチンプンカンプンだろう。笑
出す=出さない
零=無限大
好き=嫌い
馬鹿=天才
生きる=死ぬ
これらの言い方をすれば、まず頭の中が真っ白になり、洗脳し易い状態になるのだ!カリスマを気取る人は、こういう言い方を巧みに使うのだ
ハッハッハ!
失礼。
投稿者: 永田孝志
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