正直なところ、「『ホッ』とした」というのが今の思いでしょうか??
いつしか 調教を激しく嫌がるようになり
いつしか 気まぐれ女王様のレッテルを貼られ
人間の枠組みの中にあなたを組み込もうと周りは必死でした。
その静かな面持ちとは裏腹に自己主張するあなたが大好きで
走る姿は 格別に 美しく 神々しく 私の心を捉えて離しません。
あなたのレースで忘れられないのは
2005年のエリザベス女王杯
大逃げに出たオオスミハルカ嬢を
ゴール前、いとも簡単にサクっと抜いた姿に
「うわっ やられた!!!!」とハルカ嬢の気持ちになったものです。
競争馬として最後のレースとなった2007年エリザベス女王杯
最後まで レースをあきらめずに走りぬき3着。
あなた以下の馬たちは調教もきちんとこなす優等生?ばかりです。
あなたは やっぱり G1馬としてのプライドと誇りのある勝ち馬です。
そのレースに対する気持ちが 他馬を圧倒したのだと思います。
あなたは勝てるレースばかりを選んで走ったわけではなく、
もしかすると勝算は見込めないかもしれないレースにも
果敢にチャレンジしました。
2005年は 苦手な東京へ出向き 安田記念で2着
宝塚記念 1着
エリザベス女王杯 1着
こんなに素晴らしい馬はどこにいますか????
なのに・・・・どうして私たちはあなたを「競馬」という枠に
押し込めようとしたのでしょうか?
おろかなことでした。
あなたはとっくに自分の競争生活に見切りをつけ
新しい世代を築こうとしていたのに、
そのサインをわかっていながら私たちはごまかしていましたね。
ごめんね。スイープ。
だけど、あなたの走る姿はとてもステキで
いつまでもいつまでも見ていたかった。
だからこそ、笑顔で「ありがとう、お疲れ様」 と言いたかった。
できることなら、あなたを前にして お礼を言いたかった。
まだ実感として あなたのいない寂しさはないけれど、
来年の夏には 今よりふっくらしたあなたに会いに行きます。
元気で。また会える日まで。