壊れかけのテープレコーダーズ Official Web Site
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小森清貴 solo Album『カトレア』発売中 詳細

小森清貴 Twitter @kiyotakakomori
連絡先 kiyotakakomoriofficial@gmail.com
2014/6/26 | 投稿者: komori

 SuiseiNoboAzから溝渕さんと範夫さんの脱退がオフィシャルに発表された。こういったニュースが発表されるたびに毎度思うこと、他人のバンドの内部の事情にとやかく言うつもりはないし、最終的には誰にもそんなこと言う資格はないが、やっぱりいざこう公表されると寂しい想いは拭えない。

 あくまで個人的な話だけれど、ボアズの2ndと3rdを聴いていなかったら、今回の壊れかけのテープレコーダーズの新作「broken world & pray the rock ‘n roll」は存在しなかったかもしれない。勿論1stも素晴らしいんだけれど、なんだろう、この2作に通ずる衝動、多分僕はそれに知らず知らずのうちにすごく影響を受けており、そして多分、真似したかったんだと思う。夏に出したかったのも、そういう理由だ。なんだろう、この2作は共に夏に出ていて、そこには夏休みに14歳だか15歳の少年がロックに目覚めエレクトリックギターを手に不敵なな笑みを浮かべ世界に歯向かうに至るのに十分な衝動が刻み込まれていて、僕はそれをあたかもそんな年代のクソガキのような憧憬でのめりこんでしまい、そして多分、真似をした。そのくらい、格好良かったんだよね。「15歳のポケット」や「どこにいても」といった楽曲群は、ボアズを聴いていなかったら生まれなかったであろう。

 今後、ボアズの名を1人背負い続ける道を選んだ石原さんが、どういった方向へ向かうかは分からないけれど、どんな形であれ、またあの完全無欠のロックンロールを轟かせてくれたらな、と思う。

 そして、あの3人の演奏が聴けて、共に同時代に演奏が出来て、自分は幸せだったと思う。ありがとう。





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2014/6/14 | 投稿者: komori

 隠す程のことでもないので告白しますが、昨日右目の白内障の手術を受けてきました。若年性白内障ってやつです。実は、この1年くらいの期間で右目が白内障になっており、取り分け今年に入ってからの数ヶ月は実はほぼ右目の視力を喪失していました。外部から見ても、よく見れば目の異常な白濁が顕著に分かる程の症状で、それに関し何人かの友人、知人が異常を察知してくれていて、ご心配をかけたことを心より深くお詫び申し上げます。

 手術は無事終わりました。白内障の手術は、白濁した水晶体を砕いて吸引し取り除き、そこに人口の新しいレンズを目玉の中に入れる、という手術です。いやはや、手術自体はものの30分もかからぬ時間で終わったのですが、これはもう恐怖体験以外の何ものでもなく、興味ある方は「白内障 手術」と検索するとYouTubeで沢山手術動画が引っかかりますよ。まあ、見ないことを絶対的に推奨しますが…。それにしても医療というものは凄いですね、本当に…。

 ただ、手術をしたからといってもとの視力に戻るわけではなく、人口のレンズってのが老眼のレンズなんですね。なので細かい文字などぼやけますし、また今はまだ術後間もなく、急激に右目が見えるようになったものだから、両目のピントが定まらず。ちょっとふらふらして気持ちが悪いです。まあだからといって日常生活には支障はないです。身体はいたって健康ですし。大丈夫です。

 ただ右目が余りにも鮮明に見えすぎるものだから、その、世界の色感が余りにも左目と違うんですよ。で、これは医者に言われたことなんですが、左目も少なからず白内障の症状があるんですね。まあ、全然こちらは視力は普通にあるのですが。ただ、左右比べた時、左も少なからず白濁しているんだということは分かりました。もしかしたらいずれ左目も同じような症状になるのかもしれません。白内障は老衰と共になる病気らしく、若年層にはあまり見られない病気だそうです。目や頭を強打した、などの原因でもなる可能性があるらしいのですが、そういったことの身に覚えもなく、詳しい原因はよくわかりません。体質、と言えばそれまでなのかもしれないけれど。ただなってしまったら自然に治癒されることは不可能とのことで、今回の手術に至りました。

 手術中、目の麻酔だけなんで、意識はあるんですね。で、あ、今水晶体砕かれてんのかなあ、とか、感覚的に分かるんですよ。無痛なわけですが、目玉を切ったりなんだりしてる感じが分かる。そんで、白濁した水晶体を取り除き、次の人口レンズを入れるまでの間、要は目は開いてるんですが、レンズのない状態、この時は実に不思議な体験でした。まあ非常に恐ろしい体験だったんですが笑 一種のサイケデリック体験というか。言葉にするのが難しいのですが、物質世界が形をなくし、ただ光の揺れのみを見ているのような。見ている、とも言えないのかもしれないけれど。人間の身体の神秘を感じました。

 今回の目のことで、症状を心配してくれた何人かの友人、知人、そして家族には、本当にご心配、ご迷惑をおかけしました。そしてありがとう。今のところは術後の回復は良好とお医者さんも言ってたので、きっと大丈夫だと思います。

 健康が一番、ですね。
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2014/6/9 | 投稿者: komori

 ここ最近、無声映画の素晴らしさに心惹かれている。先月カウリスマキにはまって一挙に何本も観てたのだが、その中にあった「白い花びら」というサイレント作品(1999年の作品ですよ)の美しさに心打たれ、掘り探り色々と鑑賞している。
 
 サイレントといえば、なんといってもやはりチャップリンに尽きる、いつ何時観ても本当に面白い。映画がサイレントからトーキーに移行しようとする過渡期に、チャップリンがトーキーを「彫刻に色を塗るようなものだ」と言って批判したのは有名な話だが(無論、周知の通りその後チャップリン自身もトーキーを作るわけだが)、これは何で読んだか忘れてしまったのだけれど、チャップリンは映画とは言葉の壁(それはつまりあらゆる壁、国や文化、世代、性別… すべてのことに該当するのです)を乗り越えるものだという持論を持ち、言葉や文字を解さぬ人にも楽しんでもらえるように、あの独自のパントマイム的なコミカルな動きに辿りついたという。なるほど、確かにチャップリンの映画はストーリーを解せぬ幼い子供でもきっと楽しめるに違いない。それでいていくつになっても観れる深みを兼ねそろえているのだから、本当に凄い。
 
 ところで、先日カウリスマキが影響を受けたというF.W.ムルナウ監督の「サンライズ」というサイレント作品を観たのだが、いやあ、これが本当に素晴らしい作品で。話の筋はなんてことはないのだが、言葉がないが故の表情や身振りのひとつひとつに心底はっとさせられ、特にヒロインの笑顔の無垢な可愛らしさには観る度涙がちょちょ切れそうになる。

 そして、気付いた。人間は言葉を用いずとも、表情や身振りのひとつで、これほどまでにコミュニケーション、伝達というものが可能なのだということを。これは何も映画に限った話ではないのだが、僕らはどうにも過剰すぎるのかもしれない。
 
 人はもっと深い部分で意思を交えることが出来るのかもなあ、と、無声映画を観ながら学ぶ今日この頃であります。






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2014/6/2 | 投稿者: komori

 6月になりましたね。あと1ヵ月で上半期も終わるのか。最近は壊れかけ新譜発売に関する諸々の作業に精を出しております。実は録ってから、出す、その間の期間の業務の諸々が一番大変。でも良いの出来たから、ちゃんと届けられるように頑張ろう。思えば上半期はこいつの下準備に費やしたな。1月2月はアレンジの見直しや練習や試し録りとかして、3月4月で録って、でもう今に至るだよ。

 日々Twitterとかで書いてる通り、色々決まったり更新されたりのスピードが速くなってきております。こまめにHPのNews欄やTwitterをチェックしてね。
 
 レコ発は8/18、下北沢シェルターで行います。実は壊れかけでは初めてなんだよね。やはり一度は出ておきたい、ロックの殿堂、シェルター。ブッチャーズのワンマン観にいったりしたことを思い出す。やっぱりLOFTとかシェルター、そういう歴史の重み、を感じる。そこを取り巻く大気に。

 レコ発の対バンはかねてからずっと共演したいと思っていた百々和宏とテープエコーズに出ていただくことになった。このタイミングで共演出来ることを、本当に嬉しく思います。僕が始めて東京のライヴハウスに足を踏み入れて観たバンドはモーサム・トーンベンダー。17歳の冬、学校を午前中でさぼり鈍行列車に揺られ3時間、まだ歌舞伎町にあった頃のリキッドだ。あの頃の歌舞伎町は今の100倍くらいおっかない街だった印象がある。

 この前、テープエコーズのワンマンを観に行った。百々さんはなんも変わってない。ずっと憧れを持ち続けてるピュアすぎる人。優しい人なんだと思った。それが故に強い人。彼のような人をロックンローラーと呼ぶのだろう。
 
 ちょっと感傷的な文章になってしまった。でもなにか、色んなことが感慨深く思えることが、最近多々ある。ようやくここまでこれた、って実感が、今回のアルバムにはある。

 今日はここまで。今月はアルバムに関するブログ投稿を増やそうと思いますので、よろしくね。







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