この前、幼稚園児の甥に会った時に、なにやら僕に内緒話があるというので聞いてみると「ウルトラマンのCDちょうだい」と言われました。
何ヶ月か前に会った時に「ウルトラマンタロウ」の主題歌などをスラスラと歌っていたので「何でこんな古い曲を!?」とビックリしたのですが、そういえばまだ甥が小さい頃に僕がウルトラマンなどが入っているCDをあげた事があり、それを何度も聴いているうちに憶えてしまったそうなのです。
きっと「ウルトラマンのCDをくれたお兄ちゃん(実際にはオジですが)」という印象が強くて、もっと他にも僕がウルトラマンのCDを持ってると思ったのでしょう。
今日は僕も久しぶりに仕事がないので、甥にCDを渡しに行くつもりです。ウルトラマンのCDは古いのから新しい曲までまんべんなく収録されている「決定盤!!ウルトラマン 2005-2006」というCDをあげる事にしました。
僕も小学生ぐらいまでは結構熱心にウルトラマンシリーズを見ていたのに、今ではその内容はすっかり忘れてしまっています。ウルトラマンシリーズの怪獣図鑑なども持っていました。ウルトラマンに限らず、ヒーロー物のテレビ番組がたくさんあったので、それらも見ていたはずなんですけど全然憶えていません。
でも主題歌だけはなぜかハッキリと憶えています。これは本当に不思議です。
甥もウルトラマンやウルトラセブン、帰ってきたウルトラマンやウルトラマンタロウなどは番組を見た事がありません。それなのに歌を覚えて楽しそうに歌っています。この辺の曲は音楽作品としても本当に良くできていて素晴らしいと今聴いても思います。世代を越えた魅力があるのでしょう。
ところで、僕が一番好きなのは「帰ってきたウルトラマン」のテーマソングです。これは僕が小学校の頃に、親戚のおじさんがシングル盤を買ってくれました。本当に本当に嬉しかった!!
当時から大好きな曲でしたので、ワクワクしながら卓上プレーヤーで聴いてみると…あれれれれれ????
テレビと違って、誰か知らないオジサンの歌声でした。
違うレコード会社から発売されていた、カヴァー盤だったのです。
もう、本当に悲しかった。このレコードは、当時のお金で500円もしました。親戚のおじさんは500円もの大金を払って、僕のために「帰ってきたウルトラマン」を買ってくれたのです。
誰だかわからない人が歌っている「帰ってきたウルトラマン」のレコードを、間違って親戚のおじさんに買わせてしまった申し訳なさで、泣きそうになりました。
僕も純粋でしたので、また新たにテレビと同じオリジナル・ヴァージョンの「帰ってきたウルトラマン」のシングル盤を買い直すのは、親戚のおじさんにとても悪い気がして、「本物のレコード」が欲しいのを我慢しました。
他にも、ドリフターズの「8時だョ!全員集合」で加トちゃんの「ちょっとだけよ」が流行った時に、加トちゃんの似顔絵が描いてある「タブー」のシングル盤を買ったら、メロディーは同じなのにアレンジが全然違っていてガッカリした事もありました(このレコードはペレス・プラード楽団の「タブー」でした)。
僕の友達のタツヤ君も「燃えよドラゴン」のテーマのシングル盤を買って僕の家でかけてみたら、ブルース・リーではない誰だか知らない人の「アチョー!」という声が全編に入っていて、タツヤ君が泣きそうになっていた事があります(これもカヴァー盤でした)。
昔、父がガソリンスタンドで「ポール・モーリア楽団」と書いてあるミュージック・テープを買って車で聴いてみたら、音質も悪くて演奏もヘタクソなどこかの楽団(おそらくメンバー寄せ集め)のカセットだった事もありました。
「帰ってきたウルトラマン」を聴くと、こういう便乗商法で悲しい思いをした記憶も一緒に蘇ります。お金儲けもいいけど、子供は騙しちゃいけません。
この「決定盤!!ウルトラマン 2005-2006」には「全曲オリジナル音源で完全収録!!」と大きな文字で書いてあります。便乗したカヴァー盤が多かったという事なのでしょう。
というわけで、今日は甥にちゃんとオリジナル・ヴァージョンが収録されたウルトラマンのCDを渡して参ります。
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「
ウクレレ ウルトラマン」