「少子化,少子化」と叫ばれる昨今・・・,『どうして若者は子供を産む喜びがわからないんだ』と嘆く方がいたり,『全ての人は35歳までに子供を持つか持っているのが健全』と云う考えで公の場で全ての人に対し人権侵害ととれる発言をする方がいたり,某国では『少子化対策として高等教育機関に恋愛講座』を設ける等したり・・・そもそも「恋愛=子づくり」という視点自体も私にはよくわかりませんが・・・,どうも世間では,生物学でいう全ての「女性は・・・」というよりも,年齢的に大人になった『人間達自体が皆が子供をつくる道具』であるかの様な風潮の色が濃くなってゆく気がします・・・。
『子供を様々な理由でつくれない人間』『つくれる身体だけど様々な理由でつくりたくない人間』『他者に対してをも含め人が子を産む事に否定的な人間』・・・その人達が「不健全」な訳ではないと私は思います。 寧ろ,「恋愛至上主義」「子づくり至上主義」そんな『全ての人への押し付け』自体の方が「不健全」な気さえしてしまいます。・・・例えば,お節介な方っていらっしゃいますよね?「恋愛したら?」「子供早く産みなよ?」って。悪気はないのかもしれませんが,そうゆう事を他人から自分に対して言われて不快に想う人って少なくもないと思うんですよね。場合によってはそれぞれの理由で傷つく人,しつこく言われれば,うつになっちゃう方もいらっしゃるんじゃないでしょうか・・・。
そんな事も想いつつ描いたので,この作品には何面性もあるかと思います。『精神的な繋がりを得た幸福』か,はたまた『押し付けられた強制的なアイの形』か・・・。そして,『影の在る周りの手と影の無い真ん中の手』『数え切れない木の中のひとひらの葉っぱ』『半円といえども一つの形』を,意味するよう配置し詰め込んでます。
実は今回の作品は,最初パステル・鉛筆等だけでとりあえずの完成,とするつもりだったのですが,納得が出来ず,結局油彩の作品になってしまい,掲載するのに時間がかかっちゃいました。
カメラで撮ってパソコンにとりこんだら,中央・空の色が曖昧になってしまったのが心残りです・・・。