ライブ当日
俺は、玉垣の好きな子が来るという話だったので楽しみにしていた。
玉垣はそわそわしている。
いや、もうマゴマゴしている。
ベースを持って、下ろして、持って、下ろして、って何度も繰り返している。
蒼乃「緊張してんのか?」
玉垣「してへんわ!いつものクールガイな俺やで!!」
蒼乃「そう…」
玉垣「お前こそ、俺の好きな子みたらびっくりするで!」
蒼乃「かわいいの?」
玉垣「めっちゃ可愛いっちゅーねん!もう女神様みたいなんやー♪」
蒼乃「楽しみにさせてもらうわ」
ライブ会場を見渡していると、玉垣が指差した。
玉垣「あ、あの子や!!」
蒼乃「どれどれ?」
俺は、自分の目を疑った。
学園のアイドルの
あきちゃんが
ゆりちゃんと一緒にライブに来ていた。
彼女は、学園のアイドルとしてみんなに愛され憧れられているが
俺は過去、彼女に
「インド人っぽいよね」と言って、怒られた記憶があった。
それ以来、彼女は俺に口をきいてくれていない。
蒼乃「このバンドのボーカルが俺って知ってるの?」
玉垣「知らんと思うで、なんで?」
蒼乃「あちゃー…玉垣すまん」○┓ペコリ
玉垣「どないした急に?」
蒼乃「いや、たぶん俺、彼女に嫌われてると思うねん」
蒼乃「俺の顔見て帰ったりしたらごめん」
玉垣「まじかよ!最悪やん!!」
そんな中、ライブが始まった。