晶子「おはよう!私の可愛い氷河や」
晶子「今日はお前が初めてお城に行って王様に挨拶をする日・・・」
蒼乃「ドラクエ3かよ!!」
こんなコントを朝からやらされている俺は蒼乃氷河
高校3年生の始業式の朝にこんな楽しい家庭で育ったごく普通の高校生だ。
モテる為に力の全てを注ぎこんでいるので、大体なんでもこなす。
髪型も周りの男子がスポーツ刈りと言うど田舎において、さらさらのロンゲだ。
桜がきれいに咲く季節を自転車で今日もトヨと走りぬける。
蒼乃「お前、よく留年しなかったよな?」
トヨ「俺が留年?笑わせるな」
蒼乃「だって出席日数・・・」
トヨ「俺みたいな人間は1日も早く卒業させたいんだろ」
蒼乃「あぁ・・・なるほど」
トヨとは毎日一緒に通学している。
しかし、彼は通学途中でいきなり引き返して川原で寝る癖がある。
その行動の意味はあまりつかめないのだが、先生とどうやら馬が合わないらしい。
商店街を走り抜けていると「
なにわのプレスリー」に遭遇した。
なにわのプレスリーは探偵ナイトスクープにも紹介された名物おじさんだ。
晶子の働いているスーパーにいつもハードスプレーを20本単位で買いに行くらしい。
あの髪型を維持するのは並大抵の努力じゃ出来ない。
体力も時間もお金もかかりそうな髪形だ。
蒼乃「朝から濃いの見たなぁw」
トヨ「よし、俺は帰る」
蒼乃「え?おい!トヨ!!」
トヨはUターンしてそのまま来た道を戻りだした。
追いかけるように俺も来た道を戻っていった。
そして、始業式を逃した・・・